こんにちは。
営業部の淺野です。
これまで、東海進研NEWSではアルマイトやアロジン処理、アルミへのマスキング等、アルミへのメッキ処理について詳しく紹介してきました。
そもそもメッキとはなにか?なぜメッキが必要なのか?その理由についてご紹介します。
生身の金属は素地のまま放置しておくと錆びてしまいます。これは材料の表面が酸化し、腐食が発生している状態です。そこで必要とされるのがメッキ処理です。
メッキ処理は材料の表面を皮膜で覆うことにより、腐食から材料を守ることができます。
【亜鉛メッキ有色クロメート】
亜鉛メッキ有色クロメート処理は、亜鉛メッキを施した製品の表面に三価クロム化成皮膜処理を施す表面処理です。亜鉛メッキのみでは防錆性が弱く錆びてしまうため、その上から三価クロメート処理が必要になります。
三価クロメート処理は三価クロム化成皮膜処理とも呼ばれることもあります。こちらはクロム酸を主成分とする混酸に製品を漬けることで、製品の防錆性・耐食性・外観品質の向上が可能になります。
また、亜鉛メッキ有色クロメートは色の指定をすることができます。特に注文が多いのは亜鉛メッキ三価クロメート白と亜鉛メッキ三価クロメート黒です。自動車部品は特に亜鉛メッキ三価クロメート白が多いです。
ここで大事なポイントです!
亜鉛メッキ有色クロメートの色の具合には、依頼する会社様によって認識の差異があります。
<<< サンプル画像 >>>
■青白い白色
■黄色がかった白色
そのため、メッキの指示があった場合は見本による確認を必ずさせていただいております。
◎亜鉛メッキ処理をすることが多い製品
・自動車部品
・電気機器部品
・機械組立部品
・建築資材
東海進研では機械組立部品と電気機器部品の取り扱いが多いです。そのため、亜鉛メッキに関する情報は非常に重要なものになってきます。
弊社ではお客様の希望に寄り添って検討をし、より高品質な製品を提供することを心掛けています。表面処理でお困りの担当者様、是非東海進研までご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。