こんにちは。営業部の淺野です。
これまで、東海進研ではTig溶接を取り扱ってきました。
しかし、近年需要が高まっていく高精度の溶接に対応していくために、昨年度よりファイバーレーザー溶接機の取り扱いを開始しています。
では、ファイバーレーザー溶接機とは具体的に何が凄いのか。今回はファイバーレーザー溶接機の特徴について紹介していきたいと思います。
当社で取り扱っているファイバーレーザー溶接機は株式会社WEL-KENのV-HF2000です。V-HF2000は、Vortex Technologyとシングルモードレーザーのハイブリッド化が大きな特徴です。
では、ファイバーレーザー溶接機を使うと何ができるのか。大きく分けて3つご紹介します。
- 板厚や材質が違っていても簡単に溶接ができる
- 美しい仕上がりと、溶接にかける時間コストの短縮
- 深い溶け込みにより、製品強度を必要とする医療・食品系の機械に適している
これだけでも驚くほどのスペックです。次に、ファイバーレーザー溶接機でA5052Pを溶接すると、どれくらい仕上がりが違うのか、実際に溶接してみました!
⇩⇩⇩ファイバーレーザー溶接機で行った写真⇩⇩⇩
⇩⇩⇩Tig溶接機で行った写真⇩⇩⇩
Tig溶接は入熱が高いため、熱変形がありますが、ファイバーレーザー溶接機の方は入熱が低く、熱変形がほとんど見られません。仕上がりの状態も全然違いますね!
強度や精度を極端に必要としない製品にはこれまでと同じTig溶接を使用していきます。けれども、溶接技術としてはこれからのニーズに対応していく必要があると考えました。
これまでファイバーレーザー溶接機による溶接をしたかったけどできなかった方々には、是非東海進研までご相談いただければと思います。今まで以上に、お客様に寄り添って製品加工に携わって参ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。