機械板金・筐体製造.comが手掛ける精密板金加工のポイントについて

 

機械板金・筐体製造.comでは、検査機器や検出器などのメーカー様向けに様々な精密板金加工品の提供をおこなっています。精密板金加工というと板厚が0.1mm以下の薄板板金加工や□10mm以下の板金加工などを想起される場合がありますが、当社が掲げる精密板金というのは、□30mm~100mm前後の装置部品の加工を指します。つまり、精密板金加工といっても各メーカーごとに得意・不得意の分野があり、当社が得意とするのは、装置のカバーやケースなどの部品となっています。こちらでは、その中でも複数回曲げ・多段曲げと呼ばれる精密板金加工技術を活かした精密板金加工品のご紹介をしています。

電子機器をはじめとする装置メーカーの皆さまとお付き合いをさせて頂く中で蓄積してきた加工ノウハウを生かした技術であり、この分野での当社への評価は非常に高いものとなっています。

ぜひとも、こちらのコラムを参考にしていただき、気になる製品がございましたら、当社にお問い合わせください。

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複雑形状曲げ・多段曲げ加工事例ページ

複雑曲げ加工が必要な精密板金加工のポイントとは?

機械板金・筐体製造.comが提供する精密板金加工は、産業機器・産業装置で使用されることが多く、最近のトレンドとして機構部品は省スペース化・ダウンサイジングの流れの中にあります。その中で、お客様のニーズとしては省スペース化をしつつ、そのスペース内で複数の機能を持たせるというものがあり、当社ではこの機能付加を複数回の曲げ加工を行い、3D形状とすることで実現をしています。

しかし、この”複雑な曲げ加工”というのはどの会社でも簡単にで出来てしまう様な簡単なものではなく、加工を行っていく中で無理な曲げや金型の干渉を発生させることがあり、品質不良が発生しやすい製品となります。その為、設計者の方々には上記の不具合を考慮に入れた製図を行っていただく様にして頂くと良いと言えます。

具体的には、以下のような点が精密板金加工に於ける複雑曲げ加工品製作のポイントとなります。

❶曲げ加工箇所においては、ベンダー機を用いる際の掴み代を考慮し、余剰部分を持たせる。

➋曲げ加工品では、塗装・表面処理を行うと角部・曲げ部の表面処理が甘くなりがちであり、意匠性を伴わない場合には融通を聞かせる。(どうしても必要な箇所には図面上に明記する。)

➌多段曲げと呼ばれる製品の場合、ブランク工程と曲げ工程の進め方が重要となる為、加工手順等はじ加工会社に相談すること。

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複雑曲げ加工の注意点

複雑曲げを必要とする製品の場合、複数回の曲げ加工を行わなければなりません。しかし、複数回の曲げ加工が必要な取付フレームやガイド板などの精密板金加工品は各曲げ公差を満たしていても累積公差を満たさないことがあります。累積公差を満たさないと、実際に組み込まれる産業機器と干渉を起こしてしまいます。そのため、角度マイクロメーターなどを用いた測定を行い、累積公差を加味することで、複雑曲げを伴う高精度な精密板金加工を行うことができます。

< 複雑曲げ加工を伴う精密板金加工品の加工事例 >

CCDユニット取付フレーム

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ガイド板

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 複雑曲げの精密板金加工事例

機械板金・筐体製造.COMでは複雑曲げを行った精密板金加工品の製作事例を多数掲載しています。
取付フレームやガイド板など、各精密板金加工品のページにそれぞれの加工のポイントをまとめています。
そちらをお読みいただければ、複雑曲げ加工のポイントを掴んでいただけるかと思います。
詳しくは下記をご覧ください。

↓↓↓累積公差を加味した曲げ加工を行う薄板精密板金加工品
CCDユニット取付フレーム

↓↓↓複数曲げ+鈍角曲げの高難度曲げ加工品
鈍角曲げフレーム

↓↓↓10回を超える曲げ加工を行った薄板精密板金カバー
ベースカバー

↓↓↓複数回に及ぶ鈍角曲げ加工を行ったOA機器向け精密板金部品
ガイド板

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