こんにちは。
株式会社東海進研、営業部の淺野です。
少し前の東海進研は、精密板金加工を得意としているためダクトの溶接相談はありませんでした。
ところが近年ではお問い合わせフォームを開設したことで様々な加工の問い合わせがあります。
そこで今回ご紹介したいのはアルミ製品へのダクト溶接です。
製品名 アルミダクトケース
材質 A5052P
板厚 1.6㎜
加工工程 レーザー加工/曲げ/溶接/溶接仕上げ/ダクト溶接
製品紹介
次の製品画像は東海進研で加工・溶接をしたアルミのダクトケースです。
左が溶接前の状態で、右が溶接と仕上げまで終えた状態です。
このアルミダクトケースには大きな特徴が2点あります。
1点目はケースの溶接とその仕上げです。
曲げの接合部を溶接して仕上げまですることで、外観品質を保ちつつ製品機能を満たすことができる仕様になっています。
2点目はダクトの溶接です。
こちらはダクトの寸法に合わせて側面に穴加工をし、そこにダクトを溶接したものです。
ダクトの溶接には点付けではなく全周溶接を用いています。
これは中の空気が外へ漏れないようにするためです。
また、ダクトの溶接部は仕上げをしていません。
ダクトの全溶接部を仕上げすると強度が落ちてしまう可能性があります。
加えて空気漏れの可能性もあります。
そのため溶接の仕上げはケース本体のみに限定し、ダクトは全周溶接仕上げなしの仕様になっています。
今回ご紹介したアルミケースのダクト溶接は、アルミケースに限った技術ではありません。
鉄やステンレスでも同様の機能を提供することができます。
その他にも、東海進研では様々なノウハウの提供が可能です。
製品の加工でお悩みの方は、いつでも淺野までご相談ください!
お客様に寄り添った解決法を模索していきます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。