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クロメート処理というのは、以前まで三価クロメート・六価クロメート処理の2種類がありました。しかし、1997年以降、環境配慮のために六価クロムの使用を禁止される流れとなり、平成22年に全撤廃が適応されています。その為、これまで六価クロメート処理を施していた製品に対して、三価クロメート処理へと移行が進められてきました。その中で問題となっているのが、この色味という問題です。
この問題というのは、「青白い白色」と「黄色がかった白色」というのが実は存在しているという点です。
当社が調べたところによると、一般的な白色の三価クロメートというと、青白色が想定されます。しかし、メッキ処理メーカーによっては、白色としても黄色がかった白が仕上がってくることもあり、単純に三価クロメート白と指定した際にはメッキ処理メーカー様の基準で処理が行われます。
内装部品としては、「メッキの機能面」では問題ないと判断もできますが、外装部品とした場合に、色味を品質面で求められるとNGとなってしまいます。そのため、弊社では三価クロメートのメッキの色は?と念のため、確認する様に心がけています。
もし、三価クロメートの板金部品をご発注頂く際には、色味も参考までに記載いただけますと幸いです。