Before (改善前)
製造工程において工数短縮は宿命と言えるものです。そのためにはアイデアが必要です。今回は当社で簡易治具を作成し工数を4分の1に短縮した事例を紹介します。
工程は、金属バンドを電動ドライバーで締め込みもので、品質基準は「13-14穴」(図1)。当初は目視確認でしたがあまりの煩雑さに閉口していました。そこで最初に作った治具はピンクのゲージです(図2)。しかし、この方法では治具を手で固定しながら締め込むため、持ち方によっては不安定でバラツキが発生しました。
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After (改善後)
そこで、(図3)にあるような金属性の治具の製作を行いました。使い方は末端の穴に治具を差し込み、「立」に突き当てまで締め込む方法としました(図4)。これにより締め込み量も安定し、さらに工数を4分の1に短縮できました。なおこの治具はレーザーで切断、ベンダーで曲げたもので作成コストは200円程度となっています。